知識だけでなく成功法も身につけられる投資本 この白井一成著書の「企業進化ダイナミズム―私はいかにして巨額負債を解消し自律的再生を果たしたか」は、2004年発行と少し前の話ですが、経営の危機にあった企業をV字回復させた例として経営などでも参考になりそうです。父から譲り受け会社のビジネスモデルは崩壊寸前。二世経営者として、不良債権・不良資産・山のような借入金のある会社をどのようにして立て直したのか。資金調達に奮闘し、経営知識を学び、外部のコンサルタントの助けを借りた、自律的再生のお話です。 少し古い本なので、Amazonでは中古品が出品されているようなので興味のある人は注文してみてはいかがでしょうか。それではレビューを紹介しましょう。この本を通して代表が相当勉強して、頭がいいことがひしひし伝わってきたという人もいました。金融に精通していないと、多くの借金をどうすることもできなかったと思う。2代目社長は凄い人だとのこと。今後の活躍に期待と〆られていて、本の内容が充実していたことがうかがえますね。 また、ノンフィクションの本としてなかなか知られることのない現場の空気まで鮮明にわかることからとても面白いというレビューもありました。コンサルから教わった戦略論や投資銀行から教わった財務理論なども載っているそうで、その辺はそこまで整理されていなかったそうですが、一読に値する一冊であるとのことでした。このレビューを書いた人は、理論書として読むのではなくノンフィクションとして読んで面白かった、という事ですね。 他のレビューを見てみると、シークエッジとはなにか?という思いから読み始めたという人は、二代目経営者は読んだ方が良いと言っています。 今まで創業者はすごいと思っていたのですが、歴史ある企業を引き継ぐということのほうが難しく、知力や体力、神経を使うんだと思わせる内容だったということです。読んで感動したと書かれているので、心に響いたのでしょう。 |