投資に役立つ本とは

知識だけでなく成功法も身につけられる投資本

投資を始めるにあたり、いろいろな著者の投資本を読む人も多いのではないでしょうか。証券会社の元アナリストや現役のデイトレーダー、経済学の権威のものなど、さまざまな著書が販売されています。
投資だけでなく会社情報の分析方法やこれまでの経験談など、いろいろ役立つ情報が書かれていますので、活用している人も多いことでしょう。
投資本の中でも特に多いのが、これまでの失敗談や成功談です。どのような方法で失敗し、そこから成功へと導いていったのか詳しく記載されていますので、とても勉強になります。
投資をしているときは失敗することも多く、なぜ失敗を繰り返してしまうのか自分では分析できないこともあります。
そうしたときは企業経営者の経験談を元にした本などを参考にしてみると、解決の糸口が見えてくることもあるのではないでしょうか。

どん底からはいあがった白井一成

経営者の経験談の本も数多く販売されていますが、その中でもシークエッジ・グループを運営する白井一成の著書は参考になります。
親から引き継いだ会社が多額の負債を背負っており、経営危機を招いたところから実業家へと転身し、そこから成功していくサクセスストーリーが描かれています。
今では株式会社フィスコをはじめとする多くのグループ会社を運営していますが、どのようにして事業を始め、飛躍していくのかこと細かに綴られています。
投資がうまくいかないときや仕事がうまくいかないときに、一読してみたい本でもあります。

この白井一成著書の「企業進化ダイナミズム―私はいかにして巨額負債を解消し自律的再生を果たしたか」は、2004年発行と少し前の話ですが、経営の危機にあった企業をV字回復させた例として経営などでも参考になりそうです。父から譲り受け会社のビジネスモデルは崩壊寸前。二世経営者として、不良債権・不良資産・山のような借入金のある会社をどのようにして立て直したのか。資金調達に奮闘し、経営知識を学び、外部のコンサルタントの助けを借りた、自律的再生のお話です。

少し古い本なので、Amazonでは中古品が出品されているようなので興味のある人は注文してみてはいかがでしょうか。それではレビューを紹介しましょう。この本を通して代表が相当勉強して、頭がいいことがひしひし伝わってきたという人もいました。金融に精通していないと、多くの借金をどうすることもできなかったと思う。2代目社長は凄い人だとのこと。今後の活躍に期待と〆られていて、本の内容が充実していたことがうかがえますね。

また、ノンフィクションの本としてなかなか知られることのない現場の空気まで鮮明にわかることからとても面白いというレビューもありました。コンサルから教わった戦略論や投資銀行から教わった財務理論なども載っているそうで、その辺はそこまで整理されていなかったそうですが、一読に値する一冊であるとのことでした。このレビューを書いた人は、理論書として読むのではなくノンフィクションとして読んで面白かった、という事ですね。

他のレビューを見てみると、シークエッジとはなにか?という思いから読み始めたという人は、二代目経営者は読んだ方が良いと言っています。

今まで創業者はすごいと思っていたのですが、歴史ある企業を引き継ぐということのほうが難しく、知力や体力、神経を使うんだと思わせる内容だったということです。読んで感動したと書かれているので、心に響いたのでしょう。